製本・仕上げ

　製本・仕上げは、印刷の終わったものが集約する部門です。
　折機、丁合機、綴機などを駆使して手際よく作業が進み、幾つもの工程を経て最終的な形へと作りあげられていきます。そして最後には不要な部分を断裁機でカットし、数の確認をされた後、当社の包装紙などで包まれ製品として送り出されます。
　色々な工程においてそれぞれ得意とする者がおり、担当を上手に割り振ることによって作業の効率化を図っています。中には機械での作業ができないデリケートなものや、規格外の製品などもあり、その場合は手作業となるため、知恵と経験で試行錯誤をしながら進められていきます。
　季節によっては小旗やうちわ、例大祭の千社札など普段の製本作業とは違う物などを手がける場合や、仕上げたものの封筒詰め、宛名シールを貼り発送準備をするなど、お客様からの幅広いニーズに対応しています。
　最後の部門のため納品までに時間に余裕のない場合もあり、少しでも良いものを仕上げたいという気持ちと、納期に間に合わせなければならないという現実の間で、常に両立していくことを目指しています。また場合によって各部門のバックアップもあり、お客様にご迷惑のないよう社内全員で取り組んでいます。